【DIY】ドライブシャフトブーツ(インナー側)交換方法LA600Sタントカスタム編
今回はドライブシャフトブーツ(インナー側)の交換方法を解説していきます。
車両はダイハツタントカスタムLA600Sです。
まずは車両前輪をジャッキアップしウマ(ジャッキスタンド)をかけます。
車両の下へ入り作業を行いますので必ずウマを使用して下さい!!
ラバークッション付きの物が良いかと思います。
タイヤを支えている軸(ドライブシャフト)を車両の中心へと目で追っていくと…
見事に破れてグリースが出ております。
このブーツがドライブシャフトブーツ(インナー側)です。
是非このようになる前に交換がお勧めです(;’∀’)
交換作業より掃除が大変という悲しい事になります。
まずは使い古しのTシャツなどでパーツクリーナー等を使い飛び散ったグリースを清掃します。
今回に関してはブーツの劣化というより何かが刺さったような感じです。
ブーツに穴が空いておりました(;’∀’)
一通りグリースの清掃ができたら古いブーツを外します。
ブーツバンドは捨てる物ですのでニッパーなどで切断してもよいのですが、私はあまり力技は好きではありませんのでマイナスドライバーとハンマーでコツコツ外しました。
大小のブーツバンドが外れたらカッターなどで古いブーツを取り除きます。
ドライブシャフトを傷つけないよう注意してください。
キッチンバサミでザクザク切ると要領も良いかと思います。
工具箱に一つ入っていると何かと便利です(^^♪
家にある物を使う時は奧さんへ一言断りを入れてから使ってくださいね(笑)
ブーツが外れたら内部の古いグリースを拭き取ります。
この時必ずタイヤを回し、内部のベアリングの状態を確認して下さい。
破れたブーツの破片が挟まっていました(;’∀’)
ゴミなどが入っていると異音の原因になります。
きれいに清掃してくださいね(^^)/
ここからは新しいブーツの取付け作業に入ります。
今回使用したもはこちら
ミヤコのMtouch(エムタッチ)という分割式の商品です。品番M-585G
まさかの3年間の保証付きです(@_@)※走行距離3万㎞以内
部品は年式やグレードで違いがある場合がありますので、↑のような車両の確認をしてもらえるショップがお勧めです。
中身はこんな感じ。
最近は接着剤を使用しない物が主流みたいですね。
ファスナー部が凸と凹になっており両側を結合させる仕組みです。
まずはベアリング部に付属のグリースを補充します。
全部無理に入れる必要はありません。
ベアリング部に納まる量で充分です。
ビニール手袋をしてグリースを指で慣らします。
外箱に付属しているグリースガードを切り取り、ハウジング部に被せます。
ブーツのファスナー凹部に組付け剤を均一に塗ります。
これは組付け剤で接着剤ではありませんので無駄に多く塗る必要はありません。
ドライブシャフトへブーツを組み込み、大口径の方からゆっくりと確実にファスナー部を結合していきます。
どうしても上手くはめ込み出来ない場合は、一度ドライブシャフトからブーツを外し、全てファスナー部をはめ込んだ後、はがして再度組付け剤を塗り最初からやり直すと簡単にできますよ(^^)/
半分ほどファスナー部の結合ができたところで、グリースガードを外しブーツをハウジングにセットして残りの部分をはめ込みます。
全てファスナー部の結合ができたらタイヤを回しファスナー部を裏側へ移動させます。
ブーツバンドを取り付けます。
折り返し部はファスナー部の裏側、更に前進時の車輪の回転方向とは逆向きになる様ブーツバンドを組付けます。
ツメを折り込み、マイナスドライバーの後方をハンマーで叩いてブーツバンドを固定します。
小径のバンドも同じ要領で固定出来たら、タイヤを回転させブーツに異常がないか確認ができたら作業は終わりです。
作業は決して難しくありませんので是非挑戦してみて下さいね(^^)/
それでは今回も最後までありがとうございました(^^♪
Comment
コメント失礼します。
非常に丁寧な説明で分かりやすいです。
ワタクシもL375タントなんですが、インナー側のシャフトブーツ自宅駐車場でジャッキアップでウマを当てて下から交換できますか?
かなりスペースがせまいような気がしまして、、、
タムラマサヒロ様
コメントありがとうございました。
分割式のドライブシャフトブーツであれば多少作業スペースが狭くても交換可能です。
ウマは高めに設置するとやり易いかと思います。
是非チャレンジしてみて下さい。
心から応援しております!