【動画有】ブレーキパッド交換時グリスは本当に必要か!?
ブレーキパッドを交換する時、一度は疑問に思ったことはないでしょうか?
鳴き止めグリスって塗る意味があるのか…
ブレーキパッドに鳴き止めグリスを塗る理由を簡単に説明させてもらうと、ブレーキパッドとシム(アンチスキールシム)の隙間をグリスで密着させ、共振音が鳴らないようにする為に使用されます。
では、そもそもシムとパッドがしっかり固定されており最初から密着している場合はどうなのか??
特に最近の汎用ブレーキパッドはシムが固定されている物が多い気がします。
毎回疑問に思いつつ何となく塗っていたグリスを、今回は思い切って塗らずにブレーキパッドを交換してみようと思います!!母親の車で(笑)
ミラL275S
サクサクっとタイヤを外します。
キャリパーに窓が付いてますので、そこからブレーキパットの残量が覗けます。
赤丸の溝がブレーキパッドの残量になります。
タイヤ交換をする際はついでに覗いてくださいね。
ほとんど残量がありません。
今回交換するパーツはこれです!!
シム付きのブレーキパッド(安物)です。送料込み2214円!!
通常はシムとブレーキパッドの間に鳴き止めグリースを塗ります。
赤矢印の黒い鉄板がシム(アンチスキールシム)です。
しっかりとシムとパッドが固定されており、グラつきも一切ありません。
今回はグリースを塗らずに組み込みます。
キャリパーを赤矢印方向に向けると作業しやすいですよ。
赤丸のボルトを外します。
キャリパーを上に持ち上げると、がっつりグリースとブレーキダスト(ゴミ)が付いております。
前回の交換は格安車検のお店でやってもらいましたが、どうしても塗る量が多い気がしてしまいます。
てか、ピストン側シム付いてないし!!!!
上のパッドが取り外した物で下が新品です。
もしかして純正品は始めからシムが付いていないのか…?そんなバナナ!!!
まぁ、見なかった事にしよう!!(笑)
きれいにグリースはふき取りました。
ピストンを戻すときにブレーキフルード(ブレーキオイル)が溢れるため少し抜きます。
私はシリンジ(注射器)でやってます。
最後に量が微調整できるので便利ですよ。
今回初めてディスクブレーキセパレーターを導入しました。
今まではウォーターポンププライヤーを使っていましたが、やっぱ専用の道具はいいですね!!
スピードと疲労が全然違います。
今回は 安心のストレート製を購入しました。
専用工具にしては決して高価ではありませんので、是非導入をお勧めします。
新しいパッドを組み込みます。
やっぱ新品はいいですね。
キャリパーを閉じてナットを締めれば完成!!
パッドの厚みが全然違います。
もう片方も同じ手順です。
最後に必ずブレーキを数回踏んでください!!
ブレーキが硬くなるまでです。
これやらないとブレーキ効きませんので!!
私がまだ小さい時、パッド交換をした車屋がこの工程を忘れて親父が事故しかけた事を思い出しました。
さすがにあの時は親父ブチ切れてたな(笑)
まぁ事故にはならなかったのですが。
気になるブレーキ音は!?
全然鳴かない!!!
むしろグリス塗った時より静かなのではないか!?(笑)
ブレーキパット交換後1ヵ月経過後も変わらずブレーキ音は鳴っておりません。
念の為ですが、安物のブレーキパッドでもしっかりブレーキは効いております。
今回の検証では鳴き止めグリースは塗らなくてもブレーキからの異音はありませんでしたが、プロの整備士の方は塗っている方がほとんどかと思います。
ブレーキグリースは塗らなくても大丈夫という記事ではありませんのでご理解の上参考にしてください。
ブレーキの構造上、グリースを塗らないとブレーキが効かないという事は無いか思いますが…
あくまで鳴き止めの為のグリースである事を理解して正しく使用して頂けたらと思います。
【追記】ブレーキパッド交換後2年以上経ちましたが未だに共振音は鳴っておりません!!
ブレーキパット交換後4年が経過し再度分解してみると…→【実験】ブレーキパットにグリースを塗らないとどうなる!?
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