【岐阜版】初めての軽自動車ユーザー車検|検査の流れをわかりやすく解説【検査編】
前回からの続きです。

受け取った初心者カードをダッシュボードの上に置き、検査レーンへ並びます。

カードの裏面には注意事項が記載されていますので、事前によく確認してから検査に臨んでください。

初心者の方は検査コース3番に入ります。

検査コースで順番待ちをしていると、検査員が順番に声をかけてきます。
その際に
「初めてなので、サポートをお願いします」
と伝えると、スムーズにサポートを受けることができます。
基本的には、検査員の指示に従えば問題ありません。
ここでは、外観検査と電気系統・警告灯(チェックランプ)の確認が行われます。
主な検査内容は、ウインカーの点滅、ウォッシャーの動作、ライト類の点灯、車体番号の確認です。
なお、ホイールキャップは検査前に必ず外しておきましょう。

検査員のチェックが終わったら、建物の中へ入ります。
まずは排気ガスの検査です。
この時も検査員は付いてもらえますので、指示に従ってください。
止まれの位置で停車し、車を降りてプローブをマフラーに突っ込みます。
しばらくするとモニターに検査結果が表示されますので、プローブを戻し記録器に軽自動車検査票を差し込みます。

上方にあるモニターの表示には必ず従ってください。
表示が「進入」に変わったら、ゆっくり進みます。
ここではサイドスリップ検査が行われます。
この検査は直進安定性を確認するものです。
青枠内でハンドルを大きく切ったり、急ブレーキで停止したりすると不合格になるため注意が必要です。
ゆっくりブレーキをかけながら、まっすぐスムーズに通過するのがコツです。

モニターの指示に従ってゆっくり前進し、白い枠内に4輪を乗せます。
操作はすべてモニターの表示どおりに行ってください。
ここでは、
- スピードメーター検査(速度誤差)
- ヘッドライト検査(光量・光軸)
- ブレーキ検査(前後・駐車ブレーキ)
が行われます。
スピードメーター検査では、40km/hでパッシングします。
ヘッドライト検査はロービームで行います。
ブレーキ検査では、フットブレーキと駐車ブレーキを、モニターの指示に従って操作します。
落ち着いて、確実に操作すれば問題ありません。

続いて、下回り検査に移ります。
ここでもモニターの指示に従って操作してください。
赤枠内に車両を停止させると、リフトアップされます。
この検査では、足回り(サスペンション・ブッシュ類)の損傷や状態を確認します。
ブーツの破れやオイル漏れが1か所でもあると不合格となるため、事前のチェックが必須です。
こんな感じでモニターに指示がでます。
ハンドルを右にきる、左にきる等指示が表示されます。
リストダウンしたら記録器に軽自動車検査票を差し込みます。
これで検査レーンは終了です。
そのまま建物の外に出て駐車します。

車から降りて出口付近の扉に入ります。

小窓から書類一式を提出します。

このような番号札が渡されますので、番号が呼ばれるまで待ちます。
番号が呼ばれたら、新しい車検証と検査標章(車検シール)を受け取ります。
これで、ユーザー車検は無事に完了です。
※必ず初心者カードはご返却お願いします。
次回は、万が一検査に通らなかった場合の対応について紹介します。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。