【DIY】ロアアームブーツ(ボールジョイントブーツ)交換方法LA600Sタントカスタム編
タイロッドエンドブーツ交換編に引き続き、今回はロアアームブーツ(ボールジョイントブーツ)の交換方法を解説します。
はじめにですが、以前紹介したタイロッドエンドブーツの交換に比べて、ロアアームブーツの交換は難易度が上がります。
作業に慣れていない方はショップにて依頼される事をお勧めします。
今回作業を行うのはLA600Sダイハツタントカスタムです。
それでは早速(^^♪
前輪両側をジャッキアップし、ウマ(ジャッキスタンド)をかけます。
タイヤを外した下から覗くとロアアームブーツが見えます。
タイヤを支えている一番下のアームがロアアームです。
タイロッドエンドブーツ同様ブーツが破れる前に交換がお勧めです。
ハンドルを一杯まできっておくと作業しやすいですよ(^^♪
ボルトに刺さっているピンをペンチ等で抜きます。
メガネレンチでナットを緩めます。
タントカスタムの場合17mmのレンチを使用します。
ナットが緩んだら、ボルトの頭が出ない程度のところでナットを留めておきます。
この時点でボールジョイントとブーツを分離しておくと後の作業が楽になります。
マイナスドライバーとハンマーを使うと簡単に外せます。
続いてボールジョイントとナックルを分離させます。
今回も使うのはタイロッドエンドセパレーターです。
タイロッドエンドブーツ交換編でも出てきましたが、足回りの作業にはしっかりとしたメーカーの商品がお勧めです。
安物はクチバシ先端が太く造らてている物が多く、ロアアームブーツの交換には向きません。
ストレート製の物はクチバシ先端が細いため干渉なく作業できます。
タイロッドエンドセパレーターの使い方はタイロッドエンドブーツ交換編を参考にして下さい。
どうしても干渉してタイロッドエンドセパレーターが入らない場合はこんな商品もあります。
私も試しに使ってみましたが、やはりタイロッドエンドセパレーターの方が使いやすいですね(;’∀’)
プロの方はこちらの方が使いやすいかとは思いますが…(‘ω’)
ボールジョイントがナックルから外れたら、ロアアームとスタビリンクのアームの間にバールを突っ込み、テコの原理でロアアームを外します。
軽自動車だと力技でも外せなくはないですが、怪我の元ですのでバールがお勧めです。
今回使用した物はアストロプロダクツの600mmの物です。
安くて使いやすいためお勧めです。
古いブーツを取り除き、グリースを古くなったTシャツなどでキレイにふき取ります。
新旧の比較はどうしてもやっちゃいますね(笑)
今回使用するブーツは安定の大野ゴム製DC-1635です。
グリースはタイロッドエンド交換編と同じく安物です(笑)
ボールジョイントの隙間に塗り込みます。
大量にグリースを入れるとナットを締め込んだ時にブーツがパンパンになるので気持ち少な目がお勧めです。
ブーツの裏にも少し塗っておきます。
タイロッドエンドブーツ交換編でも出てきた塩ビ管を用意します。
この塩ビ管ですが、ロアアームブーツには内径が少し小さいため、内側を少しヤスリで削り加工します。
ブーツの高さ程に切断し、耐水ペーパー60番で粗削り、400番で均しました。
道具を自作するのもDIYの醍醐味です(^^)/
ブーツを実際に入れて調整して下さい。
ブーツに加工した塩ビ管をかぶせてタイロッドエンドセパレーターで締込みます。
色々とブーツの圧入方法は試してみましたが、この方法が私には一番しっくりきます(*’▽’)
ブーツの底が浮いている箇所はないか確認し、浮いていたら再度タイロッドエンドセパレーターの場所を変えて圧入を繰り返します。
ブーツの圧入が完了したらバールを使い、ナックルへボールジョイントを入れます。
ナットを締める際にボルトが共回りしてしまう時には、パンタジャッキで下から押さえつける感じでナットを締めると上手くいきます。
最後にボルトにピンを差し込み作業は終わりです。
タイロッドエンドブーツ、ロアアームブーツ共に美しく生まれ変わりました(*’▽’)
冒頭でも触れましたが、今回のロアアームブーツの交換作業は難易度が高めです。
それなりに力作業が多いですし、効率よくやらないとブーツは簡単に破けます。
参考にされる方は怪我には気を付けて作業を行って下さいね(^^)/
それでは今回も最後までありがとうございました(^^♪