【簡単】30系プリウスにエンジンスターターを取付ける方法 コムテックWR820PS
※訂正 本文や画像にECUコネクターと記載がありますが、正確にはECUのJ61コネクターです。
前回のカローラフィールダー編に引き続き、今回は30系プリウスへのエンジンスターターの取り付け方法を解説します。
プリウスはプッシュスタート式でありイモビライザーも付いているため、フィールダーに比べると少し手間が増えますが、それでも簡単に取り付けできます!
今回取付けを行ったのはコムテックのWR820PSです。
↑のストアはオプションのワイヤレスドアロック配線Be-970も付属しているためお得ですよ!
中身はこんな感じです。
取付け手順は次の通りです。
- バッテリーを外す
- アースを接続
- 赤○をECUの J61コネクター間に接続する
- 黄○をプッシュスイッチコネクタ間に接続する
- 青○をブレーキスイッチコネクト間に接続する
- バッテリーを接続し紫○を接続する
簡単ですよね?(笑)
それでは早速取り付けていきます!
基本中の基本!トランク内にある補機バッテリーを外します。
私は過去にバッテリーを外してナビが壊れた事があります。
こちらの記事を参考に自己責任にてお願いします。
ステップパネル→キックパネルを外していきます。
これらのパネルは簡単に素手で外せます。
キックパネルは赤矢印のプラスチックキャップを回して取ります。
赤矢印のネジを外し、ドアミラー格納ユニットパネルを外します。
こんな感じで素手で外せます。
アースはドアミラー格納ユニット内の赤矢印部に接続しました。
意外にプリウスってアースポイント少ないですね…
樹脂のパーツが挟まっているボルトにはアース取らないでくださいね!!
続いて外したドアミラー格納ユニットパネル内にある赤矢印ECUのJ61コネクターを外し、赤○を割り込ませて接続します。
こんな感じです。
余談ですが通常は無い配線やコネクターが見えておりますが、これは自動ミラー格納ユニットの配線達です。
この機能も大変便利で簡単に接続できますので、ご興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
続いてプッシュスイッチハーネスを割り込ませます。
センターコンソールのパネルを外して行きます。
これは内張り剥がしを使用した方が無難です。
↑は私が5年以上愛用している物です。
価格も高くありませんのでエンスタを自分で取り付けようなんぞと考えている方は是非購入してください。
必ず他の場面でも役立つ時が来ます。
内張り剥がしでパネル間に隙間を空け、素手でゆっくりと爪の位置を確認しながら剥がしていきます。
この方法が一番パネルに傷が付きません。
プッシュスイッチのパネルを外すことが目的のため、コネクター類は外さなくて大丈夫です。
スタートスイッチのパネルに隙間ができたら素手で外します。
こんなコネクタが出てきます。
プッシュスイッチコネクタを外し黄○を接続します。
続いてフットブレーキハーネスを割り込ませます。
フットブレーキの上にある緑色のパーツがフットブレーキスイッチです。
このスイッチが押される事で車両はブレーキ装置を発動させます。
このブレーキスイッチコネクタが外れなくて苦労された方が多い様ですが、専用工具を使えば簡単に外れます。
こちらの記事を参考に外して下さい。
ここまで来たらバッテリーを接続します。
最後に残ったコネクターを本体ユニットへ接続します。
本体から「ドレミファソラシド」とメロディーが鳴れば完了です。
取説に従い初期設定を行って終了です。
ここまでの作業で約30分でした。
このままでもエンジンスターターとして使用は可能ですが、アイドリング中にドアロックが解除できないという現象がおきます。
ドアを開ける前にエンスタでエンジンを切らないといけません。
これはオプション品のBe-970(ドアロック配線キット)を取り付ける事で解決します。
次回はこのBe-970の取付け方法を解説したいと思います。
→オートライト線の取付け方法はこちら
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Comment
こちらのブログを拝見してエンジンスターターWR820psをプリウス30前期にBe970もセットで取り付けしました!!
とても丁寧でわかりやすいまとめとなっており、参考にさせていただきました。ありがとうございました。
スマートスタート機能についてなのですが、
ドアを開けてもブレーキを踏んでもエンジンは切れないのですが、乗り込んでシフトをDやRに入れようとすると、車側からピピっと音が鳴って、シフト操作ができないようになってしまいますのでそのまんま発信することができずに、一度エンジンを止めてから再度エンジンをかけ直すという状況です。
この際に、警告灯がピカピカするようなことはなく、液晶は普通の表示です。めーパパさんのプリウスは何事もなくエンジンスターターでかけてから出発することができますでしょうか?また、何が原因だと思いますか?
もし分かっていることがありましたら教えていただきたくコメントさせていただきました。
よろしくお願いします。
プリウス大好きオーナー様
ブログへのご訪問及びDIYへのチャレンジありがとうございました。
通常ですとエンジンスターター作動後、ブレーキを踏みながらギアをDへ入れる事で発進します。
この時メーターパネルにはセキュリティー警告灯(赤い鍵のマーク)が点滅している状態が正常状態です。
ピピっと警告音が鳴り、シフト操作ができない状態になるとの事ですが、おそらく車両はブレーキが踏まれていない状態と認識しているのかと思います。
ブレーキが踏まれていない状態でギアをチェンジしようとしているため警告音を鳴らしているのではないかと思われます。
具体的な対応方法ですが一度バッテリー端子を外し、取り付けたコネクターを全て付け直してみると良いかと思います。
お話を伺う限り、特にブレーキスイッチコネクタ付近が怪しげです。
コネクタの接続を今一度再接続して頂き、それでも同症状が出る場合は、本体の故障もしくはケーブル類(車両含む)の不具合が疑われます。
参考になれば幸いです。
ブログの記事、とても参考になりました。
おかげさまで説明書と睨めっこせず、オプションの配線含め、スムーズに取り付けできました。
私もスマートスタート機能でDレンジに入れようとするとピピっと音がして切り替えできない現象に悩まされておりましたが、この記事のコメントを確認し、再度ブレーキ周りのコネクタを接続し直したところ、正常に動作するようになりました。
当初は車両側の不具合を疑っておりましたが、無事動作するようになり、本当に助かりました。
ありがとうございました。
G様
私の記事がお役に立てたようで光栄です。
また問題解決もできたようでして、私も嬉しく思います。
こちらこそコメントありがとうございました。